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花ことばの起源

花言葉の起源は、トルコ流の恋文(セラム)にあるとされています。

セラムとは、小箱に入れたアイテムに意味を持たせ、気持ちや言葉を伝える表現方法です。

それがフランスへと伝わり、恋愛に関する意味が花に込められるよう形を変え、求愛の手段の1つ、花言葉となりました。

当初、上流階級の人たちのみが楽しんでいた花言葉は、18世紀末には中流階級に、その後は出版と同時に労働者階級まで広がったといわれています。

日本には、明治時代の初期に西洋文化とともに花言葉が伝わりました。

花言葉が1冊の本になったのは、文壇がロマンシズムで盛り上がっていた明治43年のことです。

花言葉の解説と、与謝野晶子の短歌が収められ、『花』というタイトルで世に出ました。

花言葉の意味の由来・決め方は?

花言葉はどうやって決まっているのでしょうか。ここで花言葉の由来についてご紹介していきます。

神話・伝説から

ヨーロッパ発祥の花言葉には、ギリシャ神話を由来にしたものも多くあります。

例えば、アネモネは、愛と美の女神アフロディテが、美少年アドニスに恋をし、彼が狩りの最中に死んだのを悼んで流した涙、あるいはアドニスの血から咲いた花とされています。

そのことから、「はかない恋」という花言葉が付けられました。

花言葉にある背景を知ることで、より深い意味を感じることもできますね。

花の特徴から

見た目や特性から花言葉につながった花もあります。

例えば、パンジーの花言葉は、うつむいている人の顔を連想することから「もの思い」。

丈夫でどんな環境でも育つカモミールは、「苦難に耐える」という花言葉を持っています。

その国の歴史や風習から

花にはさまざまな歴史的逸話があります。そこから付けられた花言葉も面白いんです。

たとえば、アザミの花言葉は「独立」。

1263年、スコットランドに侵入してきた近隣国の兵士が、暗闇で鋭い棘のあるアザミを踏みつけ、その痛みに思わず声を上げたことから奇襲を察知し、国を守ることができたという逸話が由来しています。

こうした花にまつわる逸話から、歴史への興味も生まれそうです。

花の色から

色は、人の心に印象や感情を与えます。色によって、感情的な意味が込められることで、同じ花でも全く意味が変わるのです。

色で意味が変わる花の中でもバラは有名ですが、チューリップやカーネーションも色によって意味が異なります。

例えば、チューリップの花言葉は「思いやり」です。

でも、赤は「愛の告白」、黄色は「望みのない恋」、白は「失われた愛」、紫は「不滅の愛」、ピンクは「愛の芽生え」と、花の色によって他の意味も持つのです。